つながらない電話、既読のつかないLINE、減っている着替えなど、家族が家出して行き先の見当がつかない方は、まず家の中に手がかりが残っていないかを確かめることになります。
持ち出した物、本人が持って出たお金、いなくなる前の様子や人とのやり取りは、行き先を考える手がかりになることがあります。
ただ、家族だけで探せる範囲には限りがあり、居場所の見当がついても本人が会おうとしないこともあります。
この記事を読めば、家出した家族の行き先を考える手がかりに加えて、最初の24時間で確かめる順番、警察への行方不明者届の出し方、探偵に頼んだときの料金、見つかったあとの対応が分かります。
家族の家出でお困りの方からのご相談を、無料で受け付けています。
家出した家族の行き先を考える手がかり

家出した家族の行き先を考えるときは、思いつく場所を回る前に、家の中に残された物を確かめる方法があります。
持ち出した物・お金・直前のやり取りは、どれも家の中で今すぐ確かめられるものです。
ここでは、行き先を考える4つの手がかりを確認できます。
持ち出した物と残していった物
最初に確かめる場所は、本人の部屋と洗面所です。
着替え、スマートフォンの充電器、保険証、通帳やキャッシュカードの有無は、手がかりの一つになるでしょう。
着替えや充電器を多めに持ち出しているなら、数日以上どこかに泊まるつもりで出た可能性があります。
反対に、財布だけ持って出たのなら、感情的に家を飛び出したとも考えられるでしょう。
何が減っていて何が残っているかは、あとで警察や探偵に伝える材料にもなるので、メモに残しておくと役立つはずです。
手元のお金と移動手段
本人が行ける範囲を考えるうえでは、使えるお金と移動手段も手がかりになります。
現金の額、交通系ICカードの残高、クレジットカードの有無、車や自転車がなくなっていないかも、あわせて確かめたいところです。
所持金が少なく車もないなら、歩いて行ける範囲か、泊めてくれる知人の家が候補に上がります。
車で出たのであれば、行動できる範囲は県外まで広がるでしょう。
いなくなる前の言動とやり取りの相手
ここ数週間の会話や様子から、行き先の候補が浮かぶ場合もあるでしょう。
口にしていた地名、急に連絡を取り始めた相手、夜遅くまで続いていたやり取りなどです。
家族の知らない相手とのやり取りが増えていたなら、その相手のところへ向かった疑いが出てきます。
学校や職場で何かあったのか、家の中でもめごとがあったのかも、行き先を考える材料の一つです。
年代による行き先の違い
未成年であれば、友人の家、ネットで知り合った相手の家、深夜まで過ごせる店が候補に入ります。
成人であれば、実家や親族の家、知人の家に加えて、ホテルやネットカフェ、車の中で過ごしている可能性もあるでしょう。
未成年がネットで知り合った相手のもとへ向かった疑いがあるときは、犯罪に巻き込まれるおそれを考えて、すぐに警察へ相談する必要があります。
警察庁の「令和7年における行方不明者届受理等の状況」によると、令和7年に届け出があった10歳代のうち、届け出た人が挙げた原因・動機が家庭関係だった人は6,047人(10歳代の33.1%)でした。
年代はあくまで候補を並べる目安で、それだけで行き先は決まりません。
最初の24時間に確かめる順番

家出に気づいた直後は、何から手をつければよいか分からなくなりがちです。
確かめる順番を決めておくと、同じ場所に何度も電話をかけるような無駄が減るでしょう。
ここでは、最初の24時間で確かめる順番を確認できます。
確かめる順番は、次の5つです。
- 本人への連絡(責める言葉を入れずに、無事かどうかだけを聞く)
- 親族・友人・職場や学校への確認
- 本人が立ち寄りそうな場所の確認
- 家族名義の口座やカードの利用履歴の確認
- 最近の写真と、いなくなったときの服装・持ち物のメモ
本人に送る最初のメッセージは、帰ってくるよう求めるより、無事かどうかを聞くだけにとどめたほうが本人が返事をしやすい状況を作れます。
責める言葉が入っていると、本人は連絡を絶ったまま移動してしまうことも考えられるでしょう。
警察への行方不明者届の出し方

家族が家出したときは、警察に行方不明者届を出せます。
先に挙げた警察庁の資料によると、令和7年に行方不明者届が出された人は、延べ8万486人でした。
ただし、届け出たからといって、どの家出でも警察が捜索に動くわけではありません。
ここでは、届け出る先と、警察の対応が変わる条件を確認できます。
届け出る先と届け出られる人
届け出る先は、原則として、本人がいなくなったときに住んでいた場所を管轄する警察署です。
遠方に住んでいるなどの事情があれば、いなくなった場所や、届け出る人の住所を管轄する警察署で受け付けてもらえる場合もあるでしょう。
親権者、配偶者(事実婚を含む)やその他の親族、本人を現に監護している人、同居している人や雇い主などが、届け出ることができます。
届け出ると、警察から本人の写真などの資料を求められるので、24時間の手順で用意した写真とメモがそのまま役立ちます。
いずれも行方不明者発見活動に関する規則の第6条と第7条にある決まりです。
警察の対応が変わる「特異行方不明者」
同じ規則の第2条は、行方不明者のうち、命や体に危険が及んでいるおそれがある人を「特異行方不明者」と定めています。
犯罪に巻き込まれたおそれがある人、未成年で福祉を害する犯罪の被害にあうおそれがある人、遺書があるなど自殺のおそれがある人、自分の身を守る力の弱い高齢者や年少者などです。
特異行方不明者に当たるかどうかで、警察の動き方は変わります。
特異行方不明者に当たらない場合、規則が特異行方不明者向けに定めている発見活動の対象にはなりません。
遺書や、危険を感じさせる言動があったときは、届け出の際に伝えておく必要があります。
見つかっても居場所を知らされない場合
警察が本人を見つけても、届け出た家族に居場所が知らされないことがあります。
規則の第26条は、本人の意思などを考えて、家族への通知をしないことや、通知する内容を限ることを認めています。
「無事に見つかった」とだけ伝えられ、どこにいるのかは分からないまま終わることもあるでしょう。
届け出た人からストーカー行為や、配偶者・交際相手としての暴力を受けていたと認められる場合は、本人の同意がなければ通知されません(同条第2項)。
家族だけで探すときに避けたいこと
家族だけで探しているときほど、早く見つけたい気持ちから動きすぎてしまいます。
次の3つは、本人を遠ざけたり、あとで家族が困ったりするおそれのある行動です。
ここでは、家族だけで探すときに避けたい行動を確認できます。
避けたい行動は、次の3つです。
- 顔写真や実名をSNSに載せて情報を募る
- 本人の友人や交際相手を問い詰める
- 本人のスマートフォンやアカウントに無断でログインする
SNSに載せた顔写真は、見つかったあとも消しきれず、本人が戻ってきにくくなるおそれもあります。
友人を問い詰めると、その話が本人に伝わり、居場所を移されるかもしれません。
家族であっても、他人のIDとパスワードで無断にログインすると、不正アクセス禁止法に触れるおそれがあります。
探偵に頼んだときに分かることと料金の目安

特異行方不明者に当たらない家出でも、探偵に居場所の調査を頼むことはできます。
頼む前に、何を調べてもらえて、いくらかかるのかを知っておくと判断しやすいでしょう。
ここでは、調査の進め方と料金の目安を確認できます。
調査の進め方
探偵は、所持品、服装、移動手段、直前の様子、スマートフォンやSNSの使い方など、ご家族からうかがった情報をもとに、行き先の候補を挙げるところから始めます。
そのうえで、候補の場所での聞き込みや張り込みによって、本人がそこにいるかどうかを確かめていきます。
見つかった場合は、今どこで、どのように過ごしているかを報告書にまとめてお渡しする流れです。
調査の結果が犯罪や違法な目的に使われると分かった場合、探偵業法によりご依頼をお受けできません。
料金の目安
名古屋東海ファミリー探偵社では、人探し調査の基本調査料を165,000円から(税込)としています。
諸経費込みの基本調査パックは500,000円から(税込)です。
調査員の人件費、報告書、基本エリア内の交通費は料金に含まれ、状況が変わって調査を追加する場合を除いて、見積もり以外の料金が発生しない仕組みになっています。
遠方への出張がある場合は、別途お見積もりです。
詳しくは調査料金のページと、人探し・捜索の調査のページに載せています。
家出した家族が見つかったあとの対応
居場所が分かっても、すぐに家へ連れて帰れるとは限りません。
本人が戻りたくないと言ったときにどうするかは、見つかる前に家族で話しておくと慌てずに済みます。
ここでは、見つかったあとに家族が選べる対応を確認できます。
本人が帰りたくないと言ったとき
成人が自分の意思で家を出た場合、警察も本人の意思を尊重する扱いです。
規則の第25条は、本人と家族の意思を尊重しながら、家族へ連絡するよう本人に促すと定めています。
帰る・帰らないの話を急がず、まず連絡が取れる状態に戻すことを優先する選択もあります。
未成年の場合は親権者のもとへ戻る話になりますが、家出の原因が家庭の中にあるなら、その話し合いが先になるでしょう。
居場所の確認だけで終える選択
無事でいることと、どこにいるかだけが分かれば十分というご家族もいらっしゃるでしょう。
その場合は、報告を受けてから、会いに行くのか、手紙や親族を通して連絡するのかを考える流れになります。
居場所が分かっていれば、会いに行くかどうかを家族のペースで決められます。
本人の暮らしぶりが報告書で分かると、次にかける言葉も選びやすくなるはずです。
よくある質問
家出してから何時間たてば、警察に届け出られますか?
行方不明者発見活動に関する規則には、届け出までの経過時間の条件は定められていません。
危険を感じる事情があるときは、時間を待たずに警察署へ相談できます。
成人した家族の家出でも、探偵に探してもらえますか?
成人の家族の家出でも、調査のご依頼は可能です。
居場所の確認や連絡の再開が目的であれば、成人でもお受けしています。
警察に届け出たあとで、探偵に頼んでもよいですか?
行方不明者届を出したあとでも、探偵に調査を頼めます。
警察に伝えた写真やメモは、そのまま探偵への相談にも使えます。
相談だけでも料金はかかりますか?
ご相談とお見積もりは無料です。
費用の目安をお伝えし、ご納得いただいてから調査を始めます。
家族の家出でお困りなら、ご相談ください
家出した家族の行き先を考える手がかりになりうるのは、持ち出した物、本人が持って出たお金、いなくなる前のやり取りです。
家族だけで探せる範囲を超えたら、警察への届け出と探偵への相談は並行して進めて構いません。
この記事の要点は、次のとおりです。
| 行き先の手がかり | 持ち出した物、お金と移動手段、直前のやり取りの相手から候補を並べる |
| 最初の24時間 | 本人への連絡は無事の確認だけにし、写真と服装のメモを用意する |
| 行方不明者届 | 住んでいた場所を管轄する警察署へ。特異行方不明者に当たるかで警察の動き方が変わる |
| 避けたい行動 | SNSへの顔写真の掲載、友人への問い詰め、無断のログイン |
| 探偵の料金 | 基本調査料165,000円から、基本調査パック500,000円から(いずれも税込) |
| 見つかったあと | 成人は本人の意思が優先される。居場所の確認だけで終える選択もある |
名古屋東海ファミリー探偵社は、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県を中心に、家出や失踪のご相談をお受けしています。
分かっていることが少なくても、ご家族の話をうかがったうえで、どこまで調べられるかをお答えします。



