布団に入って部屋が静かになったとたん、床や壁からズン、ズンと響いてくる低い音に悩んでいませんか?
窓を閉めると、ほかの音が遮られるぶん、低い音がかえって際立って聞こえることがあります。
部屋の中で防げる範囲には限りがあり、誰が出している音なのか分からないままでは、管理会社や近所の人に止めてほしいと伝えることもできません。
重低音がうるさいときは、部屋でできる対策で負担を軽くしながら、どこから響いているのかを確かめておくと、管理会社などに相談するときに話が伝わりやすくなります。
この記事では、重低音の発生源の見分け方、自分の部屋でできる対策、管理会社や自治体に伝えるときに残しておく記録、探偵の騒音調査で確かめられることが分かります。
重低音の騒音でお困りの方からのご相談を、無料で受け付けています。
引用元:環境省|低周波音問題対応の手引書(平成16年6月)
重低音の発生源の見分け方

重低音は、耳で聞いただけでは上の階からなのか、隣からなのか、建物の外からなのかを判断しにくい音です。
発生源を見分けるときは、揺れを感じる場所、鳴る時間帯、音の種類の3つを組み合わせると候補を絞れます。
ここでは、部屋の中で確かめられる3つの手がかりを確認できます。
床・壁・天井のどこが揺れているか
低い音は部屋の広さとの関係で、同じ部屋の中でも場所によって感じ方が変わることがあります。
そのため、部屋の中を移動して、どこで一番強く響くかを確かめる方法が役に立つでしょう。
床に手を当てて振動が伝わってくるなら下の階、天井に近いほど強いなら上の階の可能性が出てきます。
一番強く響く場所が特定の壁ぎわに寄っているなら、その壁の向こう側にある住戸や設備が候補です。
窓ぎわで強くなり、窓ガラスや戸がカタカタ鳴るときは、建物の外に発生源があることも考えられます。
鳴り始めと鳴り終わりの時刻
設備が原因かどうかは、その設備を動かしたり止めたりして、窓や戸のがたつきが止まるかどうかで確かめられます。
他人の設備を止めることはできなくても、鳴り始めと鳴り終わりの時刻を毎日書き留めるのは自分の部屋からでも可能です。
毎晩同じ時刻に始まって同じ時刻に止まる音は、誰かの生活時間か、決まった時刻に動く設備と重なっている可能性があります。
平日と休日で鳴り方が変わるかどうかも、住んでいる人の音か設備の音かを分ける手がかりです。
音の種類・建物の設備の可能性
リズムがあって曲のように聞こえる重低音なら、スピーカーやサブウーファーから出ている音かもしれません。
一定の低い唸りが長く続く音なら、エアコンの室外機や給湯器、換気設備などの機械音も候補です。
消費者安全調査委員会は2014年12月、ある事案について、家庭用ヒートポンプ給湯機の運転音が申し出た人の不眠などの症状に関わっていると考えられるとする報告書を公表しました。
重低音の発生源は住んでいる人だけとは限らず、建物や近所の設備が音を出していることもあります。
環境省は、100Hz以下のとても低い音を「低周波音」と呼んでいます。
その低周波音について、2024年度に全国の自治体が受けた苦情291件のうち、工場・事業場が75件、家庭生活が44件でした。
引用元:環境省|低周波音問題対応の手引書(平成16年6月)/消費者庁|家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生したとの申出事案(平成26年12月19日)/環境省|低周波音問題に関するQ&A/環境省|令和6年度騒音規制法等施行状況調査の結果について(令和8年2月27日)
自分の部屋でできる重低音の対策
発生源が分かるまでのあいだも、眠れない夜が続くのはつらいものです。
部屋でできる対策は、音を消すものではなく、眠れない夜の負担を軽くするためのものと考えておくと選びやすくなります。
ここでは、効きやすい対策と効きにくい対策を分けて確認できます。
家具やマットで、揺れが伝わる場所を変える
床や壁から響いてくる重低音には、寝る位置を変える方法が手軽です。
一番強く響く壁からベッドを離すだけでも、枕元で感じる揺れが変わることがあります。
響く壁ぎわに本棚やたんすを置くと、壁と寝る位置のあいだに距離ができます。
厚手のラグや防振マットは、床から伝わる揺れを感じにくくする目的で使われる道具です。
耳栓とノイズキャンセリング
耳栓は高い音をよく遮りますが、低い音は耳栓をしていても体に響いて感じられることがあります。
ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンは、一定の低い音を打ち消す仕組みなので、重低音にも試す価値はあるでしょう。
寝るときに使うなら、耳が痛くならない形か、長時間つけても平気かを昼のうちに試しておくと安心です。
窓を閉めても重低音が残る理由
すき間テープや防音カーテンが効くのは、外から入ってくる高い音です。
一方で、窓を閉めるとほかの音だけが遮られ、低い音がかえって際立つ場合があるのです。
窓や隙間をふさいでも重低音が変わらないなら、窓以外の経路から音が入ってきていることも考えられます。
その場合、部屋の側でできるのは、寝る位置を変えるなど負担を軽くする工夫が中心です。
相手に伝える前に残しておく記録

管理会社や自治体に相談するとき、「毎晩うるさい」だけでは、いつ何を確かめればよいのかが相手に伝わらないでしょう。
日時と続いた時間を書き留めた記録があれば、管理会社も自治体も、その時間帯に合わせて確認に動けます。
ここでは、残しておく記録と、相談する順番を確認できます。
日時・続いた時間・音の種類のメモ
記録は、音が鳴るたびにその場で書くと、あとから思い出して書くより正確になります。
書き留める項目は、次の5つです。
- 鳴り始めと鳴り終わりの時刻
- 音の種類(曲のような音・一定の唸り・ドンという衝撃)
- 一番強く響いた場所(床・天井・どの壁か)
- 窓や戸のがたつきがあったか
- 眠れなかった・目が覚めたなどの体への影響
1週間ほど続けると、鳴る曜日や時刻の傾向が見えて、発生源の候補を絞る材料にもなります。
スマホの録音や騒音計アプリでできること・できないこと
スマートフォンで録音しておくと、どんな音が鳴っていたのかを相談先に聞いてもらえます。
ただ、耳や体で感じるほどの重低音でも、スマートフォンの録音にははっきり残らないことがあります。
騒音計アプリの数値は目安にとどまり、正式な測定の結果として扱われるものではありません。
録音に残らなかったとしても、時刻と感じ方を書いたメモは記録の一つです。
管理会社・自治体に相談する順番
集合住宅なら、最初の相談先は管理会社か管理組合です。
音を出している相手に心当たりがあっても、直接言いに行くと関係がこじれて、そのあと話し合いの場を持ちにくくなるおそれがあります。
工場やお店、近所の設備が発生源と考えられるときは、市区町村の環境担当の窓口が相談先です。
低周波音の苦情を受けた自治体は、聞き取りや測定で原因を調べることがあります。
自治体に相談するときも、書き留めた記録を見せると、いつ測ればよいかを相手が判断しやすいはずです。
引用元:環境省|低周波音問題対応の手引書(平成16年6月)
管理会社や自治体に相談しても止まらないとき
管理会社に相談して、掲示板への貼り紙や全戸への手紙で注意を呼びかけてもらっても、音が止まらないことがあります。
全戸への呼びかけは、音を出している本人が自分のことだと受け取らなければ、それだけでは止まりにくいものです。
ここでは、相談が行き詰まる理由と、その先の手を確認できます。
管理会社が特定の部屋に注意するには、その部屋から音が出ているという裏付けが必要です。
「上の階だと思う」という感覚だけでは、管理会社も名指しで注意するのをためらいます。
音の出どころと出している人が分からないままでは、話し合いも、弁護士への相談も始められません。
その裏付けを取るのが、探偵の騒音調査です。
探偵の騒音調査で分かること

探偵の騒音調査は、音を測るだけでなく、誰がいつどのように音を出しているのかまでを確かめる調査です。
音の大きさと、音を出している人の両方がそろうと、管理会社や弁護士に「この部屋から、この時間に」と具体的に伝えられます。
ここでは、調査で行うことと、調査の記録の使い道を確認できます。
騒音計による測定と記録
探偵は騒音計などの機材を使い、音の大きさを発生した日時や続いた時間と一緒に記録します。
記録は、自治体の条例や環境の基準と比べられる形で残すのが基本です。
ご自身のメモに書かれた時間帯に合わせて測定すると、感じていた音が数値として残ります。
床や壁の揺れが問題になっている場合は、振動も測定の対象です。
張り込み・撮影・録音で、出している人を特定する
測定で音の出る時間帯と方向が分かったら、必要に応じて張り込みや撮影を行い、実際に音を出している人を確かめます。
調べるのは、音が鳴っている時間にどの部屋に誰が出入りしているのか、どの設備が動いているのかです。
音の出どころと出している人が分かれば、全戸への呼びかけではなく、その相手に向けた注意や話し合いを管理会社に求められます。
わざと嫌がらせとして音を出しているのかどうかも、調査で確かめる対象です。
同じ音を聞いた人がいれば、その証言も記録に加えます。
調査の記録を、管理会社や弁護士への相談に使う
調査の結果は報告書にまとめてお渡しします。
管理会社に特定の部屋への注意を求めるときも、自治体に測定を相談するときも、報告書がそのまま資料になります。
差し止めや損害賠償を求めるかどうかを弁護士に相談するときも、測定の記録と出している人を示す記録が相談の材料です。
調査の料金は、測定の期間や張り込みの有無で変わるため、一律ではありません。
料金の目安は料金案内に、近隣トラブルの調査の内容は近隣トラブル調査のページに載せています。
音を出している相手が分からない段階でも、鳴る時間帯や響く場所など、分かっていることからご相談いただけます。
ご相談の対応エリアは、愛知・岐阜・三重・静岡が中心です。
重低音の騒音についてよくある質問
重低音がどこから来ているのか分からなくても相談できますか?
発生源が分からない段階でも、ご相談いただけます。
鳴る時間帯や響く場所をうかがい、測定や張り込みで発生源を確かめる方法をご提案します。
スマホで録音できなかった音でも、証拠になりますか?
スマートフォンで録音できなかった低い音でも、騒音計などの機材で測ると記録に残せる場合があります。
日時と感じ方を書いたメモも、測る時間帯を決める手がかりになります。
管理会社に相談したあとでも、探偵に頼めますか?
管理会社に相談したあとでも、調査のご依頼は可能です。
管理会社が特定の部屋に注意できずに止まっている場合、調査の記録がその裏付けになります。
騒音調査の料金はいくらですか?
測定の期間や張り込みの有無によって変わるため、状況をうかがってからお見積もりします。
ご相談とお見積もりは無料です。
重低音の騒音にお困りなら、ご相談ください
重低音は窓や壁で遮りにくく、部屋の中の対策だけでは消しきれないことがあります。
発生源を見分ける手がかりは、揺れを感じる場所、鳴る時間帯、音の種類の3つです。
| 発生源の見分け方 | 揺れる場所・鳴る時間帯・音の種類を組み合わせて候補を絞る |
| 部屋でできる対策 | 寝る位置を響く壁から離す・家具やマットを置く・ノイズキャンセリングを試す |
| 効きにくい対策 | 窓を閉める・すき間をふさぐ(ほかの音だけが消えて重低音が際立つことがある) |
| 残しておく記録 | 時刻・音の種類・響いた場所・がたつき・体への影響をその場で書く |
| 相談の順番 | 集合住宅は管理会社、工場や店・設備なら市区町村の環境担当 |
| 探偵の騒音調査 | 騒音計での測定と、張り込み・撮影で出している人を確かめ、報告書にまとめる |
管理会社に相談しても音が止まらないときは、発生源と出している人を確かめる調査という方法もあります。
重低音の騒音でお困りの方からのご相談を、無料で受け付けています。



